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野鳥の釣り糸・釣り針事故を防止しましょう  

釣糸・釣針による、野鳥の事故が多発しています。
釣り糸事故1
▲2008.5.3 坂出市綾川河口 Photo◎岩田篤志

 池や海岸へ行くと、時々丸まった釣糸(テグス)、釣針、ルアーなどが落ちています。落としたもの、捨てたもの、取れなくなって放置したものもあるでしょう。
 困ったことにルアーは魚のようです。また、釣針を飲み込んで死んだ魚が捨てられていることもあります。これらは野鳥を誤解させるには十分な「仕掛け」で、野鳥が餌と勘違いしてつついた途端に針が引っかかることがあります。
 また釣糸(テグス)は透明で、品質が向上したためなかなか劣化しません。そのため水辺で生活している野鳥の脚に絡まってしまうことがあります。
 絡まった釣糸・釣針は、野鳥の力では取れません。その結果、脚を失ったり、飛び立てずに野良猫・野良犬に襲われたり、餌をとれずに死んだりしてしまうのです。

 多くの場合、野鳥は釣糸・釣針を絡めたまま飛び去ります。そのため被害状況のデータは得られていません。ただ当然ながら、水辺で生活する野鳥(シギ・チドリ類、カモメ類、サギ類)は全て被害に遭います。筆者は脚を失ったシギ・チドリ類やカモメ類、釣糸に絡まって死んだサギ、嘴にルアーが引っかかったウミネコなどを見たことがあります。
季節的な傾向も良くわかりません。ただ海水浴シーズンの初夏~晩夏の浜辺は清掃されています。ですから9月~6月頃、特に春秋の渡りの時期に、多くの被害が発生しているのではないかと予想されます。
(なお、シギ・チドリ類は特に脚の欠損がよくあります。これは渡りの中継地である東南アジアでの狩猟(違法狩猟)が原因の場合もあるようです。同地では捕獲には切れにくいビニール製の漁網が使われていて、それに絡まり、もがくうちに脚を失うといったケースが多いようです)

●予防策
予防策はとても簡単。「釣糸・釣針を放置しない」です。もちろん拾うことも直接的な効果があり、本会でフィールド清掃を実施することも考えられます。しかしずっと県内の海岸や池・川の周りを清掃し続けることはできません。根本的な解決は、やはり釣り愛好者に、「釣糸・釣針を放置しない」というマナーを守ってもらうことです。
そのために何ができるでしょうか。どうも多くの釣り人は、釣糸・釣針問題は単なるゴミ問題と認識しているようです。ですから、放置された釣糸・釣針が野鳥の命を奪っているのだ、と積極的に知らせていく必要があると思われます。
本会では今後、この問題について積極的にアピールしていきたいと思います。ぜひ皆さんも、機会があれば身近な釣り人に、釣糸・釣針を捨てないよう働きかけをお願いいたします。

●釣り糸・釣り針事故を発見したら
・生きている場合
 無理に捕獲しようとすると、さらに絡まるなど逆効果になりかねません。飛べない、餌が取れない等の保護が必要な状況であれば、香川県みどり保全課に相談してください。
・死亡している場合
 記録をとり(日時等のメモや写真)、本会へお寄せ下さい。野鳥保護のための啓蒙活動に役立てます。

●坂出市での事故例(2008年)
 残念ながら2008年5月3日、本会スタッフが新たな事故を確認しました。
 現場は坂出市綾川河口。ユリカモメと思われる野鳥が、電線に絡んだ釣り糸でぶらさがっている痛ましい状況でした。発見時には既に死亡しており、ユリカモメであればかなり以前に事故が発生したと思われます。頭を上にしてぶら下がっていますので、電線に絡んだ釣り糸に首が絡まったか、釣り糸の付いた餌などを食べ、それが電線に絡まったものと思われます。
 香川県のため池ではブラックバス、河口ではシーバス(スズキ)を狙った釣りが盛んですが、テグスや釣り針を捨てない、電線や立ち木の近くでルアー釣りをしないという、ごく簡単な心がけが事故を防止します。こうした事故が発生しないよう、お知り合いの方などに、機会があればお知らせください。
なお本件については、県へ連絡し、関係機関への通知と処理、今後の啓蒙活動等をお願いしました。

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